家庭菜園7 ソラマメの最後の手入れとスナックエンドウの初めての収穫

家庭菜園

前回のソラマメへのアブラムシの攻撃とその撃退から1か月ほど海の家への訪問が遠のいてしまっていた。

東京での様々な所用のため、間が空いてしまったわけだが、あれだけのアブラムシを目にした私は、この1か月の間に再度食い散らかされ、すべて枯れてしまったスクエアフットガーデンの無残な姿を何度か想像し、気が気でない。。。

不安を抱えながら、海の家を訪問した。

いつものように我が家に通じる坂道を上り、遠目にスクエアフットガーデンが目に入ってきたが、遠目にも青々としたスクエアフットガーデンの様子が見受けられまずは一安心である。

車を止め、すぐにスクエアフットガーデンに行き、作物の状態を確認する。

ソラマメの最後の手入れ

奇跡のような出来事で、あれだけいたアブラムシが今回は全くついていない。

これはすべて農薬のなせる仕事ということで、再度農薬の効果の長さにも驚き、用法用量の遵守を再度肝に銘じる。

ソラマメの育て方の本には、追肥として化学肥料を1回与える、ある程度成長したら株の中心に土を盛る、茎が高く伸びてきたら、紐でしっかりと立つように固定する、背丈が高くなったら、60Cmくらいで上を切る、というのがあったが、何もしていない。

スクエアフットガーデンの中で伸び放題である。

ただ、株の下の方から順にさやができており、ソラマメがもうできている。

何もしなかったにもかかわらず、できたんだと感動しながら、さやの一つをとって、開けてみると、市販されているソラマメよりもかなり小粒のソラマメがでてきた。

これは、やはり化学肥料をやっていなかったから育ちがわるいのかなとも思いながら、今からでも化学肥料をやろうかと思い、化学肥料を探しに行くが、あいにく化学肥料のストックはなかった。

代わりに油粕があったので、ないよりましかと思い、油粕をスクエアフットガーデンのソラマメの場所に適当にまく、大体、90Cmx180Cmの広さに6つかみくらいの油粕をまいた。

土作りの際の化学肥料に関しては、驚くほど少量の肥料でよい、すなわち、それだけ、少量で効果が高い、これは、化学農薬で実感していたので、化学の力を、腹落ちよく合点がいったものだが、油粕は化学物ではないので、少し、多めでもそれほど問題ないだろうということで、この6つかみをまんべんなく適当に施した。

小粒になっている原因のもう一つはおそらく、全くの素人考えだが、栄養が分散してしまっているためであろう。

背丈がとてつもなく高く、おそらく120Cmくらいになっており、上の方にも実ができそうな勢いであるが、この茎と新たな実に栄養が行ってしまうと、おそらく下の方の実を太らせる栄養がなくなってしまうのではと予想された。

この予想に基づき、茎を切ることにした。

育て方の本には、60Cm程度と記載されていたのだが、60Cmの上にも実ができてしまっているものもあり、それを切るのははばかられたので、化学肥料を油粕に変え、感覚で量を決めてしまったように、60Cmにはこだわらず、実ができている上限のすぐ上を切ることにしたので、株によって高さはまちまちの切り方になってしまった。

タイミングは逃した感があるものの、本に記載の4つの施策のうち、2つの施策を行ったので何とか実に栄養が行き、太ったマメができることを祈るのみである。

スナックエンドウの収穫

ソラマメの手入ればかりに、気をとられ、隣で順調に育ちつつあるスナックエンドウの世話をしなければと、そちらのスクエアフットガーデンを見てみると、なんとなんと、無数のスナックエンドウが実っている。

スナックエンドウも、追肥を怠ってしまっていたのだが、見事にさやをつけ、逆に実が大きくなりすぎてしまっているものもあり、さっそく喜びに満ちた収穫の開始である。

スクエアフットガーデンの指示で、スナックエンドウの苗は、30Cmx30Cmの一マスに8株植えているのだが、これははっきり言って植えすぎで、もう、隙間もなく、育ってしまい、どうも太陽がしっかり届かないようで、おそらく、一株当たりの生産量で言うと、かなり生産性が低いように思えた。

ただ、その分株数が多いので、スナックエンドウの密生したジャングルの中を覗いてみると、たくさんのさやがぶら下がっており、これをひとつずつ手で収穫していくときの喜びは何とも言えないものである。

奥さんは、自分は何もしていないと今般はしおらしく認めていながらも、収穫の楽しみだけは譲れぬようで、すごい勢いで、収穫していく。

ワイヤもタタも、自分たちのペースで着々と数を伸ばす、私はというとその収穫している家族の光景を見ているだけで幸せで、作物を育てて収穫することって、とてつもなく幸せな活動なのだなと痛感した。

スナックエンドウ試食

ほんの15分程で、片手鍋がいっぱいになるほどの収穫を得たので、次は試食である。

シンプルな方が、作物の味がわかるということで、もう単に塩でゆでただけ。

貴重な貴重な初めてみんなで育ててしっかりと収穫した作物なので、最高のゆで方をクックパッドで検索。

フライパンにスナックエンドウがひたるほどに薄く水を引き、塩を一つまみ、水から温め、沸騰後1分で火を消し、余熱で調理、ぷりぷりのスナックエンドウができるとのことで、作物の栽培は手順を守らないくせに、料理の手順はしっかりと守り、ゆでてみる。

ゆであがり、お湯を切ったスナックエンドウはぷりっぷりに光っている、このスナックエンドウにマヨネーズを添え、マヨネーズをちょっとつけ、そのまま食す。

マヨネーズに加え、私にとっては今までの農作業、奥さんとワイヤとタタにとっては、この日の自分で収穫した体験という絶好の調味料が加わり、我が家にとってはこの世で一番おいしいスナックエンドウの誕生である。

最初の試しに少量を料理しただけなので、私、1枚、奥さん2枚、残り10枚ほどをタタとワイヤのお皿へ配分。

タタのスナックエンドウに伸びる手が止まらない、いつの間にか、タタが食しつくしてしまい、ワイヤは激怒、スナックエンドウで喧嘩をする子供たちを眺め、喧嘩はよくないが、喧嘩するほど欲してくれていることがただただうれしく、農業に深くはまりそうな自分がいた。

スナックエンドウは、ある程度の期間継続的に収穫できるようであり、花が咲き、その花の後にさやができる(当たり前のことだが、そんなこともしっかりと実感していなかった)のだが、おそらくとてつもなく効率の良い作物の一つであると感じた。

今般のスナックエンドウの反省事項としては、一マスに8株は正直言って多すぎる。

おそらく最大で2株程度が無難であろう、欲かくことなかれである。

来年は今年の経験を活かし、更に質の高い、また効率の良いスナックエンドウの栽培を目指す。

欲かくことなかれと自戒したにもかかわらず、次はソラマメが収穫したいと欲をかいている自分がいることに気づき、我ながら自分の欲深さにあきれる週末となった。

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