DIYによるリフォーム13 -風呂場の前の廊下の撤去-

リフォーム

電気の配給が止められる→すぐに復活

今般は一人で海の家を訪問した。

なぜなら、最近、電気代を払っていないと思い、電気が止められていたら困ると思ったからだ。

もちろん、意図的に払っていないわけではなく、また、お金がないわけでもないのだが、先般行ったときにポストのチェックを忘れてしまい、気づいたら最近電気代を払っていないことに思い当たったもの。

過去、大学時代独り暮らしをしており、その時はお金がなく、支払いが遅延した時に電気を止められた覚えがある。

この覚えにより、今般はちょっと危ないセンサーがなぜか働き、電気なしでワイヤにタタに奥さんにということであると不可能であると思い、一人で訪問した。

到着は、金曜日、午後4時40分。

不安に襲われながらも恐る恐る家に入り、電気のスイッチを入れると、この嫌な予感が見事に当たり、電気がつかない。

日が暮れていく中で、ポストを探ると3通の電気の請求書と1通の電気配給停止予告が来ており、1週間近く前に電気が止められたようであった。

電気が再開しないと、この暗く、熱帯で、隙間だらけで何が入ってくるかわからない改装中の我が家に電気なしで一泊せねばならず、これはかなりの危険を伴い、またかなりの恐怖である。

すぐに請求書を握りしめ、車で町中のコンビニへ急ぎ、支払いをすます。

その時、午後5時5分。

電話番号の横には、平日朝9時から午後5時までとの時間が記載されているが、金曜日であるし、困った人もいるだろうと心温かい人が奇跡的に残っていて、対応してくれないかというわずかな期待をし、電話するも非情な電子音声の案内。

ダメかと思いながらも、電子音を聞いていると、最後に滞納料金支払い済みで電気の再開のための緊急の電話の方は、1を押してというアナウンスがあった。

恐る恐る1を押してみる。

押してみて、店頭番号や客先番号などを指示に基づいて素直に入力していったところ、最終的には120分ほどで電気が再開するというアナウンスが。

ただし、条件があり、先の電話での入力に不備がないこと、また、夜の12時以降であると電気復旧は翌日の9時以降になるとのこと。

土日だからということはないらしい。

ありがたい、本当にありがたい、おそらく2時間程で電気が再開されそうである。

電力会社に本当に感謝するとともに、記載に不備がないこと、無事、送電が再開されることを心から祈り、2時間をホームセンター巡りに費やすことにした。

ホームセンターは本当に巨大であるため、また、常日頃、時間に追われ、目的なしに見ることがなかったので、すべての通路をゆっくりと回ってみると、まだまだ使えそうなアイテムがたくさんあり、程よい時間つぶしとなった。

しっかりと、すべての通路を見たが、今回は、スズメバチ退治用のバズーカと蚊取り線香を購入した。

スズメバチは先般は、原始的に虫取り網で戦い、九死に一生を得たので、今般は少し装備を進化させ、近代兵器に持ち替え、次回の対戦に備えたいと思ったからだ。

まだ時間があったので、ワークマンを訪問。

ワークマンは、最近作業着メーカーというよりはアウトドアやスポーツシーンに似合うおしゃれで、しかも作業着で培った丈夫さを備え、しかも格安ということで評判で、ずっと行ってみたいと思っていたが、先も書いたように常に大量の作業に追われている私は訪問する機会もなく、いつも車で前を通り過ぎるのみであった。

今般このような電気の送電問題(もちろん私の不徳の致すところ)で、思わぬ時間ができ、念願のワークマンも訪問できた。

本当に驚くほど安く、かっこよく、丈夫そうな服が並んでおり、もう一発で虜になってしまった。

私は今般、速乾性のTシャツと牛革の丈夫な作業手袋を激安価格で入手し、これまた大満足であった。

120分は経過していなかったが、なんといっても作業の早い日本であることを考え、電話後90分ほどで帰宅。

恐る恐る電気をつけてみると、なんと、文明が戻っていた、赤々と輝く明かりに文明の香り、電気のありがたみを感じ、つくづく感謝。

さっそく家に入り、一番の気になっていた冷蔵庫を覗く。

生暖かい空気とともにとてつもない腐ったにおい。

このにおいの元凶がなにかというと、先般釣りをしたときに入れておいたサバの切り身の餌、これが腐って醗酵してしまっており強烈なにおいをまき散らしており、すぐに処置。。。。

生ものはそれ以外入っていなかったので、何とか事なきを得たが(この悪臭で事なきを得たと言えるのかはわからないが)、この臭気がとれるまでは、冷蔵庫のにおいとりを数個置いておかなければならないであろうと思われた。

電気が入ったことで一仕事終えた気分になった私は、もうこの日は、電気復旧という大仕事を終えたのでひと風呂浴びて、一人で文明の利器である電気に乾杯して就寝しようというモードに突入。

さっそく実行に移す。

水の供給の停止→復活せず

裸になり、シャワーをひねると、、、シャワーがでない。

私の家の水は、山の谷間から塩ビ管で長距離ひいてきており、最近調子が悪い。

200Lのタンクを2個連結し、湧水が出るときに常に採取をしておき、この合計400Lをためているはずであるが、最近はこの2タンクが満タンになることはめったになく、いいところ、一タンクがいっぱいになったところで、水が枯れてしまう。

この類のトラブルかと思い、一度脱いだ服を着て、タンクのチェックのためにタンクの埋まっている外へ。

暗闇の中、ヘッドライトでタンクを照らし、タンクの蓋を開けてみると、一つのタンクはしっかりと水が満ちている、

そばで家に水を供給する給水ポンプのモーターがうーうーうなりをあげているが水を吸い上げている様子はない。

そういえば前回設備の設置をしてくださった大工さんが空気が入ってしまったときは、水を注ぎ込んでなどと説明してくれたなと思ったが、どこに水を注入すればよいかわからず、さらに間違って注入してしまい壊してしまうことを恐れ、取り急ぎ電源を抜くこととした。

これで、この入植期間中は水を使用できないことが決まった。

ただ、今般は、私一人なので、風呂は別に、日帰り温泉でも、ポリタンクに入れてある水を浴びてもどちらでもいいやと思い、気楽に構える。

初日はシャワーをあきらめ、そのままコンビニで買った夕食とアルコールで腹を満たし、就寝。

風呂場前の廊下の撤去

翌朝は、電気もしっかり通っており、せっかく一人で来ている機会なので、少しでも修復を進めようということで、風呂場の前の踏み抜いてしまった廊下の修復をしようと思い、まずは、その廊下の撤去。

この風呂場、北西に位置している。

北西は、シロアリ族が最初に侵入し、蹂躙した方角にて、廊下の上の板をすべてはがしてみると案の定、床下のすべての木がぼろぼろにかじられてしまってスカスカになっている。

また、柱も3本あるのだが、一本は下から半分がダメになっており、もう2本はどこまでダメになっているかわからないのだが、もうアリの気配はない。

よって、1本は下から半分を切り取り、同じ大きさの角材に置き換え、金属金具で補修という処置を行い、もう2本は、その柱を抜いてしまうのもちょっと不安であるし、アリもいないため、それらの柱の横に添え木をして支えるものとした。

少しばかり怠慢な方法だが、もうシロアリに蹂躙された柱の全とっかえをし続けた私はかなり面倒になっていたからであった。

結論から言うとすべてうまくいき、柱もすべて補強し、床下のシロアリに食い尽くされた木はすべて防腐防虫剤を塗布した木材に取り換えた。

ペラペラなのですぐにはがせる
シロアリにスカスカにされた根太
すべて取り除きすっきりと

野地板と卓上電動カンナ

ここで思案すべき内容が一点。

新たな床の材料は何にするかである。

今まで居間の床や壁に使っていた杉の羽目板の場合、板と板の継ぎ目のところにくぼみがあり、風呂場の脱衣所で利用した場合は、そこに水が溜まってしまうので、その場での使用には向かず、おそらく望むべくは、フラットにするほうがよい。

いまさらながらビニール製やプラスチック製の床材は使いたくない。

水を使用する場所の専門の加工がされたフローリングは高い。

ここで、昨日電気が止まっていた時にホームセンターで見て回っていた、ある材料が思い出された。

それは杉の野地板というもので、表面があらく、とてもではないがきれいな床や壁などには適さないはずである。

しかし、ここは手のかけよう、お金のかけようで、当初、格安の野地板をきれいに加工し、壁や床にしようと思い、卓上自動カンナを大枚はたいて購入していた。

私の持っている電動工具の中でも一番の高価な電動工具である。

ここで、格安の野地板を購入し、すべて、この卓上カンナをかけ、きれいな木に生まれ変わらせ、それを脱衣所の床に貼る、なんとも野性味があふれ、私の趣味に合うことか。

ということで、さっそくコメリを訪問し、お目当ての野地板を購入。

卓上カンナはとにかく、木くずが大量に出るため、家の中の作業場では使用したくない。

よって、天気もいいので、延長コードとこの卓上カンナを外に持ち出し、そとでの作業、飛び散ったおがくずはそのままとばしてやれば土の栄養になるということで。

卓上カンナはかなり重く、外に運び出すのは一苦労であるが、カンナ掛け後の板の厚さのみメジャーで合わせてやれば後は木を挿入口に入れるとそのまま自動で均一に削ってくれるという優れものである。

野地板のサイズは180mmx1820mmx12mm。

一枚目は、厚さ1Cmに調整し、削ってみると見事な表面となって出てくるが、結構なおがくず量となっており、削りすぎかなあとちょっともったいない気分になる。

次は1.1Cmに調整、見事な表面に少なめのおがくず、理想の感じ。

全部で40枚買ったのだが、この機械の威力はすごい、一枚20秒程度で仕上がってしまうので、40枚全部やっても800秒、30分以内に終わってしまうとのことで、調子に乗ってどんどん削っていると、中盤で木が全く吸い込まれなくなってしまった。

木を引っ張ったり押たりしてみるもうまく削れない。

もう壊れた?

と思いながら他の木を削ろうとして見るもうまく削れない。

全然うまく削れない。

理由を考える、考える、考える、違いといえば、木の湿度。

野地板はいい状態ではないため、結構木が湿ってしまっている。

このしめりがスムーズな木の行進の邪魔をしていると推測される。

よって、この日の作業はあきらめ、買ったすべての野地板をばらし(5枚束できつくバンドルされている)、納屋で空気が入るように置き、乾かすことでこの日の作業を終了した。

その後は散らかりまくった室内を整理して、心静かに就寝とした。

翌朝は、日曜日の朝となるがやはり子供たちが恋しくなり、何もせずに早々に帰宅してしまった。

あまり気合の入っていない訪問となってしまったが、まあ、一応は今までどうにも手につかなかった風呂場の脱衣所の整備開始ということで今般の成果とする。

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