DIYによるリフォーム8 ‐シロアリのために使う3週間連続の週末‐

リフォーム

三週連続でシロアリのために週末を使う。。。

シロアリに食い尽くされた家の修復も3回目。

いい加減疲れてきた。。。

今般は梅雨に入りそうなので何とか梅雨入り前に柱の交換だけは済ませておこうという思いから奥さんを説得。

子供と家族の安全最優先ということで、今般も気持ちよく工事の許可をいただけた。

金曜日、仕事を早めに終わらせ、現地館山のパワーコメリに直行し、必要な資材を調達し、土曜日朝からフルに建物の修復にあてようと思っていたのだが、予定表にのっていないスケジュールを上司がいれてしまっており、まさに退社の時間にと考えていた時間から打ち合わせが始まり、その話のながいことながいこと。

やっとのことで解放され、帰宅し、子供と遊ぶのもほどほどに現地にすぐに出発。

すべりこみでコメリでの買い物ができる可能性があったからだ。

かなりの速度で、だが、制限速度は守りながら、一方で、今般も費用より時間とのことで、下道を使わず、高速で一気に館山へ。

途中、もうコメリの営業時間には間に合わないことが判明したが、楽をしようとした体に鞭打つことはできずに、ずっと高速を使い続けて現地入りという贅沢な一人旅。

金曜日にいったにもかかわらず、何もできずに単に無駄な一晩を過ごさなければならなかった。

中央北の4.5畳間の修復

今般は、中央北の4.5畳間の床下のチェックとなった。

先般からの投稿の通り、シロアリ族は、どうも東と北から侵入してきていたようであり、最も危険度の高い部屋である。

この部屋は他の部屋とは異なり、床は本物の畳ではなかった。

畳調の敷物ということで畳の表面のふりをしたイグサで編んだ敷物が板の上に敷かれただけという質素な造り。。

イグサ調の敷物をはがし、その下の板を剥していく。

この板はすべて丸太でできた根太に釘で打ちつけられているのだが、バールでこれらの板を持ち上げ乱暴に引きはがしていく。

想定内だが、根太の丸太は予想通りボロボロである。

すべて板を取り除き、根太となっている丸太を全部チェックすると丸太は完璧に全滅。

これもすべて取り除く。

その後にようやく主要な柱のチェックをしていく。

柱はやはり予想どおり、床下はボロボロであり、ひどい二本のうちの、一本は、大体地上1Mまで、もう一本はなんと2M近くまでアリが通った跡があり、浸食されている。

これは結構骨が折れるなと思いつつ、こつこつと今までやってきたやり方で柱を一本一本悪いところを切り取り、新しい木に置き換えていく。

家の中なのに様々な危険に遭遇する。。。

先般は、森側の柱を抜いたときに蛇が落ちてきたが、今回は同様の場所から大きなムカデが落ちてきた。

このムカデ、かなりの大物で、噛まれたら本当にどくに当たりそうでかなり怖いが、これは、蛇とは違うので、手にしていたハンマーでたたき殺してしまった。

かなり生命力が強いようで、人間でいえば腹をつぶされているにもかかわらず、そのまま土中に消えていった。

もう一度さっきのムカデが復活してきたらいやだなーを思いながらも、しばらく作業に没頭していると今度はブーンという羽の音が。

後ろを向いてみると私の眼の高さに、スズメバチが旋回パトロール中。

これはまずいと思いながらどうしようか迷いを見せたところで、開いていた窓から外に出て行ってくれた。

これはスズメバチ撃退スプレーは購入しなければと思った。

蛇やら大ムカデやらスズメバチやら、、、本当にレンタルビデオのパニック映画のジャンルのような嫌なもの勢ぞろいである。。。

地上から2Mほどの高さまで浸食されている柱を交換しようとして、脚立にのり、この柱に電動丸ノコで切断しようとしている時に、いきなりめまいかをおこし、ふらふらよろけてしまった。。。

と思いきや、家がミシミシいって全体が揺れている、めまいでよろけたのではなく、地震で揺れていたのだ。

すかさず家の外に逃げ出す。

今般はちょっと横着で一本一本柱を交換し、その都度固定するのではなく、悪い部分を切除し、代わりの柱は入れるが、ねじでの固定は最後まとめてということで、中央北の4.5畳間のすべての柱は固定されていない状態での地震。

地震がおさまり、慎重に安全を確認しながら恐る恐る中に入るが、どこも壊れていない。

地震の強さは携帯のシグナルも入らないのでわからないが、軽微な地震であれば、自分の補強工事で十分に耐えられることがわかり、一安心。

後日の話になるが、この時の地震、実は千葉が震源で震度が5。

これはもう十分に地震に耐えられる家になってしまったという大いなる自信。

ただ、この柱の交換ももう3回目となり、また、目に見える形で、おーすごい!!!というような派手な出来ではないので、達成感も小さく、いい加減飽きてきてしまった。

本来であれば、好きな日曜大工での古民家再生、楽しいところであるが、ここまで柱が浸食され、単調な作業が続くと泣きたくなってくると同時に、シロアリへの殺意が増幅してくる。

古くボロボロになった木を切ると、もうシロアリはおらず、かわりに黒いアリが、小さな穴からボロボロ落ちてくる。

単調な作業を繰り返していると、ありんこは何がたのしくて、こんな木の奥深くの小さな真っ暗な穴に潜んでいるのだろうとか、この短い木片の中に、いったい何匹のありんこが住んでいるのだろうなどという、本当にどうでもよいことを考えてしまう。

と、この部屋のすべての柱を交換したところで、柱替えの作業は終了。

面白いはずの作業が、仕事としてつまらなくなってしまったので、この日の作業は夕方早々に終了することとした。

これで、海の家のほぼすべての柱の交換は終了したので、翌日は中央南の6畳間の床をはり、囲炉裏をつくろうというお楽しみの作業にうつろうと思った。。

金曜日は営業時間に間に合わなかったために行けなかったコメリに代わりに土曜日の夕刻作業を終えてから訪問。

2x4材や断熱材、構造用合板等、床を張るうえで必要な材料の買い出しへ。

羽目板も仕入れたかったのだが、羽目板はまだ入荷しておらず、購入できず。

ただ、2x4材と構造用合板、断熱材は2部屋の床を張れるくらい余分に購入し、コンビニで一人で食べる用の天丼を買い、帰宅。

しかし、このような場所に家族と一緒にくると、様々な料理をしたくなるのだが、一人であれば、もう面倒で、とにかく手のかからぬことが一番で常にコンビニ弁当。

天丼とチューハイでおなかを満たし、今日は、目に見える床張り等の作業がなく、柱交換の地味な作業のみだったので、達成感に浸ることもなく、ただ、今日も色々な生物に出会ったし、地震にもあったし、、、とあまりうれしくない出会いを思いつつ、翌日に備え就寝。

中央南の6畳間の大引きと根太の設置

日曜日は朝起きるがどうも体が重い。

猛暑の中、クーラーもなく、一日中作業していたので体の調子が悪くなってしまった。

ただ、せっかく家族との時間を犠牲にしてきているのと、ある程度危険がないような構造にしておかないと家族を連れてこれなくなってしまうので、気合のみで作業開始。

中央南の6畳間に2x4の根太を通すための土台を作っていく。

今後、我が家の床下は白黒問わず一切のアリの侵入を禁止としたので、使用する木材はすべて念入りに塗装していくので、作業が驚くほど進まない。

やっとのことで、根太を通す大引などを入れたところで、まだ、午後1時であったのだが、飽きてしまって、家族に早く会いたくなって、早々に片付け開始で、下道で節約しながら東京へ。

東京へは5時についたのだが、東京も酷暑であったようで、家族で夕方のお散歩で夕涼み。

帰ってきてピザを食べながら、軽い晩酌。

私

蛇にも害虫にもイノシシにも襲われない密閉された部屋が二つ完成し、柱の補強も終わった。(機嫌を取る意味で)おかげさまで。

中央南の6畳間の床ははれていないけど密閉された部屋がきちんとあるので、もう子供たちを連れて行けるね(さも当然のように)。

奥さん
奥さん

だめ、私はいいけど、中央南の6畳間に床がはれていないようでは、ワイヤがどんな動きでけがをするかわからない。中央南の6畳間の床がはれてからなら一緒に行く。

機嫌を取ったり、さも当然のようにという技を駆使しても、奥さんの敏感さには太刀打ちできず、後、1回程度は缶詰状態で集中して工事しなければならないことがきまった夜だった。

ワイヤやタタとゆっくり楽しい週末を過ごしたいなと思いながら、早く居間を完成させて、家族で過ごそうと強く思う私だった。

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