ゴミ問題、地球にとっては大問題で、我が家にとってもかなり大問題である。山と海に家を持つと、必要以上の容積がある為、ついついものをため込んでしまい、それが一気に炸裂すると大量のごみ処分となる。
ミニマリストを目指す自分としてはあってはならない事態なのだが。
今般は、そんな中で、大きなごみ問題に直面した時の話。
山梨の家には親父が住んでいたが、1年ほど前に亡くなった、親父が亡くなったのと同時に家の整理を進め、修復が必要なところは少しずつ修復し、また、いらないものはまとめてと、約1年間半の歳月が流れた。
家の中をくまなく見まわしてみると、貧乏性というかため込み症の親父らしく、暖炉の焚き付け用の牛乳の紙パックなど山ほどとってあったが、それらは暖炉で秒殺にした。
ただ、どうしても整理できないもの、今となっては誰も使用しないようなVHSのビデオデッキやらMDプレーヤーのステレオ等、私が若かりし頃に購入した過去の電気製品も捨てずにしっかりと家の中に配置されており、それらのコードが誇りをからめとり、なんと汚いことかということで、すべてまとめて一部屋に押し込んでいた。また、使用していないブラウン管の大型テレビも2台あり、それに庭の用品やら使えなくなった電動工具やらとにかく上げればきりがない。
ウッドデッキの一部に積み上げられた過去の電化製品、イナバの物置(3Mx8Mの大型のもので、開拓当初は、中央に囲炉裏を作り、寝泊まりした思い出の小屋)に足の踏み場もないほどにおかれた数々のゴミ、庭の中央に積み上げられたゴミ、これらは分別して捨てるなどという事態はとっくに超えてしまった物量となっており、もうプロへの依頼という以外対処不能ということで、ゴミ整理のプロの方にお願いした。
軽トラック積み放題など種々プランがあるが、一度見積に来てもらうと、物量的に言って、2トンと4トン車の手配が必要で、合計、22万円にも上るという。
確かにものすごい物量なので、背に腹は代えられぬとお願いすることとした。
ゴミ搬出の前夜、私はあるセレモニーを行っていた。
大半がゴミなのだが、ゴミとはいえ、親父が生前よく飲みながら見つめていたパソコン。
今ではメーカーでさえもサポートを打ち切ったマイクロソフトXPの大型デスクトップ。
親父が生前、昔の写真などを眺めていたっけと思い、スイッチをつけてみるとしっかりとつく、パスワードなどもなく、ファイルを調べていくと、私の知らない写真などが数々出てきた、これはやはりそのまま捨てるのは忍びないと、USBメモリーを購入し、写真をすべて抜き取るというセレモニー、結構な量の写真で、25GB分、如何せん古いパソコンなので、処理が遅く、データをすべて移すのに4時間程かかったが、それはそれ、思い出の長さなので、気長に待ちながら移管終了、その作業が終わり、パソコンのスイッチを消すときにはやはり一抹の寂しさが。。。
搬出当日、計5人に私を加え、6人で約1時間半をかけ、ほぼ大半のゴミを処分してもらった。
あまりに物量が多く、合計6トン車分では、たりず、すべて処分となると追加料金がかかるという。
これ以上の出費は避けたかったで、処理しやすそうなものは残し、もっていってもらった。
このゴミ処理の過程をへて私が知ったことや、今後の生活に役立ちそうなことは以下の通り。
- ごみ処理の際のトラックへの搬入は積み上げることができず、常に平積み、よって、2トン車や4トン車といってもそれほど多くのゴミを詰めるわけではないとのことを学んだ。
ゴミ処理を考えている人の参考になれば。
- ゴミ処理のプロたちの仕事はとにかく大変、引っ越し屋さんより大変かもと。分別していないゴミも処理してくれるため、例え引き取ってもその後分別の必要もあり、その後の処理工程を考えると想像を絶する。
- ゴミの処分には相当のコストがかかる、モノを買うことにもお金がかかるが、モノがゴミに変化をし、処分する時にも相当なコストがかかる。
ゴミを減らすことは、我が家及び地球にとっての急務である。
その様な中、私がこのゴミ処理を通してぜひ今後実践しようと思ったこと、また、子供たちに伝えたいと思ったことは以下。
何かモノを買う時は、本当に必要かだけではなく、ゴミになり処分しなければならなくなった時のことも考えて買う。
例え、価格が高くても長く使えたほうが処理の事も考えると得だという感覚を持ち、安物買いの銭失いはしないこと。
大きなものより小さなもの。
これで少しでも我が家と地球に関するゴミによる負荷が減ってくれればこの経験もむだではなかったもの。。。
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