メキシコにおける初めての日本食材購入

中米メキシコ

メキシコに入国し、初めての週末ということもあり、生活の基盤を整えることとした。

愛してやまない家族は、生活が安定し、安全が確認できるまでということで、2か月程度後から来る予定。

よって私は奥さんに子供を押し付けて申し訳ないが、束の間、2か月の一人暮らし。

普段日本にいると仕事と家庭の両立で、一分たりとも時間がないのだが、家庭がないということで、かなりの自由な時間を持て余す、おそらくこれを奥さんが知ったらとてつもない怒りを買うことになるが。。。

とのことで、まずは、基本的な食料の買い出し。

私自身は、自炊が好きなため、まずは、日本食食材店を訪問。

当地ではその名も知れたMIKASAグループという食材店のフランチャイズの一店舗を訪問。

MIKASAというのは非常に良い名前であると思う、スペイン語で、「MI」は「私の」という意味、「KASA」というのは「家」という意味、すなわち、「私の家」という意味、ただ、スペイン語の家のスペルは厳密には「CASA」であるのだが、発音的には全く「私の家」である。

よくコロンビアでは、家に来た友人をもてなす際に「MI CASA、SU CASA」という言葉が使われていた、これは、「私の家はあなたの家でもあるからいつでも気兼ねなく来てね」という親しみを込めた言葉、実際にこの通りに甘えるとおそらく嫌われることになるのだが。

話はそれたが、コロンビアでの非常に選択肢の少ない日本食材から選ばなければならなかった経験がある私は、店に入ると同時にその日本食食材の圧倒的な豊富さに驚愕した。

何でもそろう、刺身まで売っている。

種類、物量は申し分ないが、値段がやはり昨今の船代高騰のあおりからかかなり高値がつけられている。

本日は、下見ということで、まずは、最低限のものの購入しようと店の中を散策した。

まずは、醤油、いろいろな醤油があるがやはり醤油は一応ブランドのついたものということで、KIKKOMANのお醤油、ただし、ラベルは英語となっており、これはアメリカ製。約300MLで現在のレートで560円程度。

次に、ごま油、何かと使えるごま油は、こちらのチキンスープの顆粒出しをつかっても一滴たらすと、あら不思議、オリエンタルな味に様変わり、ということで、これも変なものはいやなので、MARUHONというブランドのもの。これは、日本で作られて、アメリカで輸入され、メキシコまで運ばれてきたらしい。約500MLで1800円程度。

さらに、あると何かと便利な感想わかめ、これは、中国で作られ、アメリカに輸入され、メキシコまで運ばれてきたもの、56グラムで500円程度。

本日の買い物はここまでとしたが、やはり改めてみてみるとかなり高価なものとなっている。

特に日本で作られアメリカへ、中国で作られアメリカへ、そこからメキシコへなど、金額的な輸送コストもさることながら、社会的コストがいかばかりのものか。

先般ある本で読んだ話、地産地消とは真逆の超長距離輸送によるカーボン排出の温暖化への影響、環境負荷への影響など、価格から実感してしまう本日の買い物であった。

日本の食材が、例え高価ではあるとはいえ、手に入ることは幸せこの上なし、うーん、ただ、価格もそうだがその裏にある環境負荷食材の購入、今後しばらくは、買い物のたびに頭を悩ませることになりそうな予感。

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