暑さに極端に弱い私、海で海パンを履いての暑さならいくらでもウェルカムなのだが、悲しいかな会社員、東京のアスファルトのど真ん中、しかもスーツとくれば、地獄そのもの、6月7月8月とコロナのせいで在宅勤務が多かったと言えども、しっかりと出社は義務付けられており、その際は、猛暑に苦しみまくった
猛暑が苦しかった分だけ、9月前半の暑さは、本当に東京に秋や冬はくるのか、と私の中に疑心を生んだ。
去年散々やってきた台風はほぼ来ることはなく、一方で、その普通の台風が全く来ないので、更に大規模な地球温暖化や気候変動などで、永遠に夏が続くのではないか、本当に涼しくなるのかといぶかっていた分、9月後半より、しっかりと涼しさがやってきたときには、地球に感謝し、地球を大切にしようと声を大にして叫びたくなった。
いずれにせよ、秋は来た、9月後半から10月にかけて、しっかりとした涼しい空気が、高原の山を冷やし、しっかりとした紅葉を持ってきてくれた。
10月に入ると、紅葉情報が気になってしょうがない、一年前は、コロナもなく、初めて日本での紅葉を目にするワイヤとタタのために奮発して北海道の知床の紅葉を見に行った。
本年は、コロナもあり、いくら政府がGo to トラベルなど企画しても、あまり遠出をする気にはなれない。
よって、例によって宿泊費ただの山梨の山小屋へ行き、八ヶ岳の紅葉を見に行くこととした。
東京山梨間をつなぐ国道20号又は中央道は連休の時など無限渋滞が続くため、金曜日午後半休をとり、月曜日お休みをとり、移動は金曜日午後と月曜日午前中という渋滞を完璧に外した予定を組んだ。
金曜日、12時に仕事が終わると同時に、まずは腹ごしらえで、イオンのフードコートで昼食。
昼食を終え、眠気を覚えた子供を車に乗せて、移動距離をかせごうといういつもの奥さんの作戦。
いつも奥さんは大事なことを忘れている、子供たちは満腹で眠くなり眠ればよいのだが、満腹で眠くなるのは私も一緒、この方法は子供たちと奥さんにとってはかなりの良いプランなのだが、私にとってはかなりの苦行となる。
文句を言っても仕方ないので、眠気を振り払いながら出発する。
湾岸エリアから山梨まですべて高速で行くと首都高や中央道などとてつもない料金がかかるので、この移動で一番の難所、くねくね道で結構めんどくさい道となる調布から大月までを高速で移動、そのほかは下道でのんびりと進むこととした。
奥さんの予定通り、子供たちと奥さんは食欲が満たされ、心地良い車の揺れに揺られ夢の中へ、私はというと眠気に襲われながらも移動という長い苦行の中へ。
4時間程で到着、もう外は暗く、道すがらの紅葉はあまり楽しめなかった。
到着後、コンビニの夕食を食し、早めの就寝で次の日に備える。
土曜日は10月31日のハロウィン当日、ハロウィンの雰囲気を求めて、ネットで調べていた星野リゾート八ヶ岳のハロウィンイベントへ参加することとした。
山梨の山小屋から20分程でこの星野リゾートに到着、先着80組のみ参加可能ということで、星野リゾートに入り、申し込み場所に足早に向かう、申し込み場所への道はショッピングモールのように小さいレストランやショップがならびその外にはカボチャなど数々のハロウィンのデコレーションがなされている。
大人でもわくわくするようなデコレーションで子供たちのテンションも上がっているのがわかる。
私は定員の締め切り前に申し込めますようにと祈りながらイベントのチケット売り場に並び、無事に購入できたのでほっと胸をなでおろず。
ハロウィンのコスチュームを選べるのだが、子供たちはその衣装にあまり乗り気ではないようで、すかさず奥さんが自分の手作りのお化けの衣装はと聞くと、二つ返事でその衣装ということで、ちょっとはなれた車まで私はその衣装をとりに行った。
子供たちは衣装に身を包むとすぐにお化けダンスを踊っている、お化けダンスとはこの衣装を着た時にワイヤがおこなうお化けのしぐさである、かわいすぎる。
イベントが始まる、小さなハロウィンのプラスチック製の袋をもらい、それを手にして、まずはカボチャタワーにカボチャを入れていく。
無事成功ということで、子供たちがTrick or Treatと叫ぶとお菓子が配布される仕組みである。
次は、玉入れににたもので、風船のお化けにプラスチックの玉をぶつけて成功というミッションでこれも子供たちは成功させ、お菓子を入手。
最後は、大人VS子供のお絵かき対決、当然子供たちが勝つことになり、これにより更にお菓子入手。
お菓子を集めて回るイベントだが他人の家に行かなくても安全にしっかりとハロウィンを体験できるというのはとてもいい企画である。
その後、そのショッピングモールのような場所を歩いているとフランス料理の店からフランス人が出て来て、子供たちのTrick or Treatの言葉により更に飴を追加し、星野リゾートを後にする。
蕎麦が食べたくなり、調べてみるとそば処 三分一というところがかなり高ポイントであり、そこへ行くこととした。
行ってみると案の定、休日の12時、待っている人がいる、ウェイティングリストに名前を書き、無線の呼び出し機を手に取り、順番をまつ、ただ、この場所、三分一湧水公園というところにあり、本当にきれいな公園で落ち葉を集めて湧水に投げ込むという遊びに興じているうちにすぐに呼びだしがあり、そばを注文。
さすが高ポイント、本当においしいそばで感動し、家族皆で完食。
昼食後は、これまたとても楽しい遊具がそろっている三分一湧水児童公園というところで子供たちは疲れるまで遊び、車に乗り込むとすぐに爆睡。
私も眠いのだが、奥さんの許しは出ない、奥さんの指令により八ヶ岳の清泉寮に車を走らせ、ソフトクリームを奥さんにみつぎ、山小屋に戻る。
一方、山小屋のそばには昔から知り合いのキャンプ場のご夫婦がおり、子供を連れて挨拶へ。
ハロウィン気分を盛り上げるために、お化けのコスチュームを着せ、訪問すると子供たちは自然にTrick or Treatとあいさつの前に言葉を発し、ご夫婦からも飴をせしめる始末、本当に子供たちのお菓子のハンティング能力には舌を巻く。
夜は、ワイヤの好物の骨付きソーセージとタタの好物の手羽先を炭火で焼き、夕食とし、それでも遊び気分の収まらないワイヤとともに夏の終わりに余った花火を秋の寒空の下行い、やっと夢の中へ。
タタは、花火の前に電池切れで一足先に夢の中へ。
2日目も遊びつくしで一日を終える。
3日目は、11月となり、もうハロウィンは過去の事。
この日は紅葉尽くしと決めていた。
最近のスキー場は冬だけではしっかりと稼げないのか、夏でも様々なアクティビティのためにリフトやゴンドラを動かしている。
この日は、八ヶ岳の紅葉を楽しむためにサンメドウズ清里というスキー場へ行く。
昼食は、サンメドウズのスキー場のレストランで、ここは昔のスキー場のような食事サービス、つまり、高くあまりおいしくない。。。。
仕方がないが、そこで、食事をし、リフト券を購入。
リフト券を購入するとリフトで登り切った山頂1900Mにあるポストからハガキを出せるという絵葉書をもらい、リフトで山頂へ。
雪のないリフトというのは結構怖い、結構ナーバスになりながら山頂へ。
山頂からの眺めはそれはそれは素晴らしく、黄色いじゅうたんを引き詰めたような壮大な風景が広がり、家族一同大満足。
記念写真を撮り、ハガキをポストに投函することに、誰に出したかとワイヤに聞くと、ワイヤの幼稚園の先生にと。
ワイヤの初めての手紙、先生たちが喜んでくれればいいなと思いつつ、投函。
また緊張しながらリフトで下りると、降りた場所に、写真が貼られている。
写真は何かというとリフトに乗っているときに取られた写真で、これまたうまい商売で。。。
我々家族はこのような写真はすぐに購入してしまう、イワシより簡単に釣れる家族であり、当然のごとく購入。
次の目的地は萌木の村というちょっとロマンチックなこじんまりとしたヨーロッパとかアメリカとかの片田舎に迷い込んだような小さなテーマパークのような場所。
この村の一番奥には、メリーゴーランドの設置してあるカフェがあり、ここは奥さんのお気に入りで、奥さんにオートパイロットを仕込まれている私は、今回も自動的に訪問。
このカフェはスープカレーが有名なようで、魅力的なメニューが並ぶが、昼食は済ませていたので、子供たちは、チョコのジェラート、ワイヤとタタそれぞれ一人前でかなりの量を平気で平らげた。
奥さんは、ガトーショコラとカフェラテ、家族の食欲だけで食欲が満たされてしまう私はカフェラテを頼み、家族でスイーツを楽しむ。
スイーツを楽しんだ後は、お決まりのメリーゴーランドに乗り込み、山小屋へ帰宅、また、骨付きソーセージと手羽先の夕食で、家族皆でそのまま就寝。
帰宅の日、山の家のそばには、べるがという公園があり、ここは、山岳地形を生かしたロッククライミングの子供用があったりと、都会にはないような公園で、ここでしばらく遊び、帰路につく。
途中、道の駅でまた、そばを食し、無事東京に帰宅。
ハロウィーン、紅葉という秋の2大行事をしっかりとこなした我が家の面々それぞれは大満足で、この日を終える。
来年はどこの紅葉か、コロナが終息し、自由に移動できることを切に願う。。。
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