自家製建具 ドアの調整
前投稿にて記載の通り、自家製の建具であるドアが閉まらなくなってしまった。
この海の家は、リフォームのたびに家全体の重心が微妙に変わるようで、リフォーム前までは簡単に開いていたドアが開かなくなったり、窓や襖がきしむようになったりと何でもありである。
先般の中央北の4.5畳間の柱の補強によりまた、家のバランスが若干変わったようである。
電動サンダー、これは、マジックテープ付きの紙やすりを振動するマシンにつけるタイプのもので、ドアの端を散々削ったが、なかなか家全体のバランスの変化が大きかったようで、閉まるようにならない。
この機会に、以前から欲しかった電動カンナを購入することとした。
当然高価なものなので、しっかり奥さんにお伺いを立て、目的をしっかりと説明し、やっとのことで購入許可。
喜々としてインターネットで注文した。。
電動カンナは、82ミリ幅と90ミリ幅が選択肢としてあるようなのだが、足った8ミリの違いで値段が極端に違うのだが、当然のごとく安価な82ミリのものを購入した。
海の家で箱を開け、電源に差し込み、スイッチを入れる前、電動工具を買うといつもこの瞬間がとてつもなく至福の時間となる。
至福の時間を少し味わい、スイッチオン。
結構な迫力のある重低音が響き、パワーがありそう。
私は、閉まらなくなったドアのはじで、引っかかっているところにこの電動カンナをかける。
今まで電動サンダーで少しずつそぎ落としていたのがあほらしくなるほど切れ味よくものすごい勢いで表面をそぎ取っていく。
たった三こすりでドアの調整が終わってしまい、きちんとしまるドアへと生まれ変わった。
電動カンナ恐るべき便利な道具である。多少、値は張るが、早めに買えばそれだけその恩恵を受けられるので、持っておくべき電動工具であると思う。
囲炉裏テーブルの製作
次に作成したのが囲炉裏テーブル。。
火はとても神秘的でいくら見ていても飽きない。
特に屋外で、アルコールで気持ちよくなりながら、火が揺らめくのをみていると、太古の昔の人々も同じような光景をみていたのかなあなどと柄にもないロマンチックな思いに浸ってしまう。。
このように火が好きで、料理が好きで、田舎の家ということであれば、囲炉裏での料理を夢見ることは当然の成り行きである。
便利な世の中で指先一つで、簡単に完ぺきに火力を調整できるガスやIHヒーターなどがある中で、なかなかつかない炭をおこし、時間をかけて四苦八苦しながら単に焼くだけという囲炉裏でのBBQは、効率性という観点で見ると、非効率の極みである。
それでは、何が楽しいかというと、太古の昔から扱われてきた火を本能を刺激しながら、じかに操るという行為自体が楽しいのではと思う、当然のごとくおいしい食べ物と気の合う仲間や家族、好きな飲み物を片手に自然の中でリラックスという要素は欠かせないと思うが。
いずれにせよ、ここは、古い家、畳と日本風の建物に囲炉裏が合わないはずはないということで、大型囲炉裏の作成を行うことにした。
寒い夜は家族で身を寄せ合い、暖をとり、暑い夏には窓を開放してBBQ。
掘りごたつ的な空間、と言っても、単に床を張っていない場所があるというだけなのだが、そこはもう作ってあるので、後は、炭を燃やす中央の断熱性の場所とその周りを囲むテーブルをつくれば、めでたくオリジナルの囲炉裏の完成となる。
まずは、テーブル、テーブルにはとてつもない大木の厚板の天然木を使いたいが、何十万円もするので、そのような予算はなく、断念。
今般はまた、手作りの建具のドアと同様、2x4材3枚をはいで12インチの幅とすることとした。
ただ、コストは抑えても丁寧さで勝負しようと思い、このたび購入した電動カンナで表面をきれいに面取りをしてテーブルを作成することとした。
この下準備を行った2x4材を、三枚はぎ、それを4セット作る。
この4セットの板で、真ん中に四角形の穴があるようなテーブルを作る。
真ん中には炭を焼くいわゆる“囲炉裏”を設置予定だが、それをどのようにするかまだアイデアはなく、ブロックで作るのか鋼板でつくるのか、全く決まっていない。
ただ、完成したものは結構すぐ使いたくなるため、市販のBBQ台があったので、真ん中の四角形のところにそのBBQ台を置いたところ、とても雰囲気の良い仮の室内BBQ場の完成である、ただ、まだ囲炉裏とはなっていないのだが。
私は、目の前に現れたBBQ台を前にすると何はともあれ、BBQをしたくなる。
BBQの熱に侵された私は、このような立派な自分専用のBBQ場を前にしてBBQを行わないということができるほど自制心はない。
奥さんと子供を残し、私はすぐさまスーパーへ買い出しへ。
どうも雨のせいか漁ができていないようで活サザエなどは皆無で海産物が少ない気がする。
ただ、冷凍されたものはあるので、まずはCの大好物のキンメダイの干物、それに、漁とは全く関係のない、手羽先、ナスを購入。
それに合うお酒も当然購入。
炭の在庫が家にあるかわからなかったので、念のため購入。
すべての材料が整ったところで、家へ取って返す。
すぐに炭をおこし、缶ビールで乾杯しつつ焼きに入る。
自画自賛ながら、掘りごたつで真ん中でBBQ。
部屋の中でBBQ。
虫に苦しめられることもなく、快適なことこの上なし、気温を除いては。
唯一の失敗は、まだ扇風機のない我が家で夏に家の中でBBQを行ったこと。
部屋の中の温度は急上昇。
網戸もまだついていないので、窓を開け放つと大量の蚊が入ってきてしまう。
ただ、やはり暑さには勝てないので一つの大きな窓を開け放ち、その前に蚊取り線香を置き、蚊の侵入を防ぐ。
何とか温度と蚊の攻撃のバランスを取りながらの楽しいBBQでの夜食。
ワイヤの食欲もすごい。キンメダイの干物を丸ごと一匹たべてしまった。
また、当日はタタの人生初の誕生日。
奥さんと兄貴1年目のワイヤとおばあちゃんと犬とでお祝い。
ワイヤの兄貴としての笑顔とタタの1歳の笑顔を見ていると本当にワイヤとタタには幸せになってほしいとつくづく心の底から思い、なぜか切なくなった。
翌朝は渋滞を避けるため、早朝出発し、東京の家に帰宅。
毎度のことながら、夢の時間はすぐすぎる。。。
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