洗面所造作の資材もすべて購入し、構想もできたが、まず、その設備の設置前に、部屋そのものの補強や化粧直しが必要である。
まずは洗面所設置場所の説明。
場所は、北東に位置する土間に設置することとした。
ちょうど浴室と背中合わせになるような場所で、脱衣所とつながっているので、お風呂に入ってからそのまま歯磨きにも都合がいい。
土間だが、かなりあれている。
先般、1×4で脱衣所の廊下をきれいに入れ替えていたので、この土間の汚さと言ったらもう天国と地獄である。
ただ、この土間に床をはるのもちょっと疲れてきた、土間は土間として生かしたい、とのことで、先般東京の家のマンションのベランダに引いていた木のタイルが大量に余っており、それを入植地にもってきていたので、この木製のタイルを敷き詰めることとした。
木の下には、ゴムで台がついており、この台のゴムの部分にはジョイントもついており、簡単にウッドデッキのような床ができるもの。
あまりに簡単で、3畳ほどの土間はすぐにこのウッドデッキ調タイルで埋まり、見違えた表情を見せる。
次に壁に目を移すと、くさりかかった超うすベニヤ板が壁を作っている、これでは、おそらく、ミツバチの体当たりでさえもとめられないという薄さともろさ、強引に素手で引きはがしていくと簡単に壊れていく。
この極薄のベニヤ板をはがすと、その後ろには、外につながるトタンがむき出しになった。
当然のごとく断熱材なんぞはない。
このトタン板を足で蹴飛ばすとすべてすぐに取れてしまい、たちまち外にダイレクトに通じる空間が窓の下に出現した。
母屋と比べるとこの土間は増設されたもののようで、造りも雑なので、もういいやという感じで私もちょっといい加減。
まずは、外からの外圧に耐えられるように構造用合板に防腐剤をぬり、外側に貼っていく。
その後、内側には、1×4材を張り付けていくとたちまち外につながる空間はふさがれ、外界と隔たれた空間が出来上がった。
これで、床と背後からの虫やヘビや獣からのダイレクトな攻撃を気にする必要はなくなった。
浴槽が配置されている側の壁に構造用合板をはり、強度を補強するとともに、その上からきれいな壁紙を張っていく。
最近の壁紙というのは性能がいいのか、驚くほど気泡もできずうまくはれていく。
この壁紙がはり終わったところで、とてつもなくきれいな空間が誕生した。
ここで時間切れ。
なぜかきれいな空間が広がるにつれ、掃除が楽しくなってくる、道具の片付けも楽しくなってくる、片付ければ片付けるだけきれいな空間を見ることができるからだ。
以前は時間切れの宣言をするのが遅かった。
まだまだ作業できるということで、本当に気絶しそうになるほど長時間没頭して作業していた。
今は、簡単に時間切れを宣言してしまう、とにかくきれいに片づけて、きれいな空間でリラックスタイムを楽しみたいという思いからだ。
いずれにせよ、今般の作業はここまで。
次は、まだ私としては未知の領域の設備工事である。
コメント